【満年齢・数え年】七五三や還暦はどっち?マナー講師が教える「年齢」の使い分け常識
神社で厄払いの案内を見た時、「次は数えで〇〇歳」と書かれていて、「えっ、私そんなに年取ってたっけ?」と驚いたことはありませんか?
普段の生活では誕生日で歳をとる「満年齢」が当たり前ですが、日本の伝統行事では今でも「数え年」が使われます。
「七五三はどっちでやるべき?」「履歴書に書くのは?」
そんな疑問をお持ちの方へ、今回は大人のマナーとして知っておきたい2つの年齢の数え方と、シーン別の使い分けについて解説します。
現代の標準「満年齢(まんねんれい)」
これは私たちが普段使っている年齢のことです。
- スタート: 生まれた日を「0歳」とする
- 加齢のタイミング: 誕生日が来るたびに1歳年をとる
明治時代に法律で「年齢計算ニ関スル法律」が定められて以降、公的な場ではこの満年齢が使われています。
履歴書、運転免許証、パスポートなどの公的書類は、必ずこの「満年齢」で記入してください。
伝統的な「数え年(かぞえどし)」
こちらは、神事や仏事などで使われる日本古来の数え方です。
- スタート: 生まれた瞬間を「1歳」とする
- 加齢のタイミング: お正月(1月1日)を迎えるたびに一斉に年をとる
「お母さんのお腹の中にいた十月十日も命として尊重し、1歳と数える」という説や、「お正月に年神様から一つ歳をいただく」という考え方が元になっています。
計算方法は簡単で、「今年の西暦 - 生まれた西暦 + 1」、または単純に「まだ誕生日が来ていない満年齢 + 2歳(誕生日前)または + 1歳(誕生日後)」となります。
お祝い事はどっちでやるべき?
ここが一番の悩みどころですね。最近の傾向とマナーをご紹介します。
七五三:最近は「満年齢」も主流に
本来は数え年で行う行事ですが、現在は「満年齢」で行うご家庭も非常に多いです。
特に「数えの3歳(満2歳)」だと、子供がまだ小さすぎて着物を着たり長時間移動したりするのが負担になるため、あえて満年齢(3歳)になる翌年に行うケースが増えています。どちらを選んでもマナー違反ではありません。
還暦祝い:満60歳で行う
還暦は「数え年61歳」のお祝いですが、これは「満60歳」とイコールです。
現代では定年退職のお祝いと兼ねて、満60歳の誕生日やその前後にお祝いするのが一般的です。
葬儀・法事(享年):地域や宗派による
位牌やお墓に刻む年齢(享年・行年)は、伝統的に数え年が使われてきましたが、最近ではわかりやすさを重視して満年齢を用いることも増えています。お寺様や地域ごとの慣習に従うのが無難です。
まとめ:ややこしい計算はサイトにお任せ
「満年齢」と「数え年」。それぞれの意味を知ると、日本の文化の奥深さを感じますね。
しかし、いざ行事の準備をする時に「あれ、今年はおじいちゃん数えで何歳だっけ?」と計算するのは意外と大変です。
当サイト「年号マスター」の年齢早見表では、生年月日を入力するだけで、「現在の満年齢」と「数え年」の両方を並べて表示します。
お祝い事の計画や、履歴書の作成、厄年の確認などに、ぜひご活用ください。